繁殖を望まないのであれば、なるべく早く去勢手術・避妊手術を行ないましょう。

健康な身体にメスを入れるなんて、人間のエゴじゃないの？と思いがちですが、長くチワワと家族でいるために、お勧めします。
と言うのも、オスには前立腺の病気や睾丸腫瘍化と言った病気を防ぐ事が出来ます。
メスでは、乳腺腫瘍や子宮蓄膿症などの病気を防ぐ事が出来ます。

一緒に暮らしていく上でのメリットもあります。

◆オスの場合

・マーキングを覚えさせない

マーキングを覚える前に、去勢手術を行なえば、マーキングを行なわないチワワになる可能性が高いです。
躾が行き届くまでは、家中のどこでもおしっこをされてしまうのではたまった物ではありません。
更には、早めに去勢手術を行なう事で、片足を上げずにおしっこをするままの子もいますよ。

・メスを追いかけ回す犬にならない

ヒート中（生理）の犬を見つけると、オスの特性で追いかけ回します。
わたしの知人の犬は、散歩中に出会ったヒートの犬を追い求めて、家を脱走し、更には線路まで超えてその雌犬の家まで追いかけていった犬もいました。

◆メスの場合

・ヒート中のお世話が大変

人間でも、生理中はイライラしたりしますよね。
犬の場合も同様です。
ちょっとした事に神経質になり、人間や周りの犬にあたるようになります。
また、少量ですが、血を流している状態で、家中を走り回られると、お掃除も大変です。

また、上記でも書きましたが、雄犬から追われるようになるので、お散歩も極力避けた方がいいでしょう。
ヒート中にドッグカフェに行くなんて論外です。
ですので、ヒート中はどこにも連れて行ってあげる事は出来ませんし、飼主もお出かけは避けた方がいいでしょう。

・想像妊娠

妊婦→ぬいぐるみやクッション相手に、子育て…
と言った行動を行ないます。
もちろん、母は強し！その間、寝ずに周囲に気を張ってお世話を続けるため、体力も落ちてきます。
人間にも攻撃的になるため、その間は、注意してみてやる必要があります。

では、逆にデメリットは？

一番は、やはり、子を望めなくなる事です。
ですが、素人が繁殖を行なうのは大変です。
出産も、チワワの場合は動物病院で行なう事が一般的です。
出産費用には動物保険は使えないため、結構なお金が必要です。
また、一度に生まれる子は1〜８匹、全員のお世話が出来ますか？全員を幸せにしてくれる里親さんを探せますか？
繁殖を考える前に、一度、冷静に考えてみてください。
素人が繁殖して子犬を人に売ろうなんて論外です。

次に、性格が変わる子もいます。
チワワの闘争心が弱くなるんでしょうか、基本的には穏やかになる子が多いですが、逆もあります。
時間をかけて接していけば、いつもの子に戻りますよ。

そして、太りやすくなります。
こちらは、フードの量で調節してあげてください。

去勢手術・避妊手術の費用は？

病院にもよりますが、1万円〜3万円と言ったところです。
日帰り手術のところもありますし、1泊2日のところもあります。
費用で選ぶよりも、信頼の出来る先生にお願いするのが一番です。
実際、腕のいい先生にお願いすると、手術の傷跡が全く残りませんよ。
うちは、ブリーダーさんに去勢してから我が家にお迎えの場合は、＋1万円と言われましたが、このときはまだ5ヶ月だったので見送り、お迎えしてからかかりつけの病院で2万円でやってもらいました。
2倍の値段になってしまいましたが、信頼する先生にキレイに取ってもらったので、満足しています。

チワワの起源はメキシコとされていて寒さに弱いとされていますが…チワワは暑さにも弱い動物です。

と言うのは、身体が小さいので、温度調整能力に優れていないのです。

犬は、人間と違って汗をかく事が出来ません。
そのため、口で温度調節を行なっています。
ハァハァと、舌を出している姿は、暑い時に温度調節をしているのです。

ですので、夏のお留守番は要注意です。
真夏に車に放置するなど、論外です。

お留守番時に、エアコンを付けっぱなしにして出かけられる家も少なくありませんが、昨今、節電を考えると気が引けますよね。

我が家では、開けておいても安全な窓（鉄格子のついた窓）を開けっ放しにし、扇風機をかけっぱなしにして、アイスノンをタオルでくるんだ物をケージに設置しています。

うちのチワワは、一番涼しいのか、ベッドの下に潜り込んでいる事が多いですけど…。

万が一、熱中症でぐったりしてしまった場合は、少しずつお水を与えて、すぐに動物病院に連れて行ってあげてください。

何より、夏のお留守番は最小限にしてあげてくださいね。

チワワは元々メキシコで生息していたと言われています。

メキシコは暖かい国です。それもあってか、チワワは寒さにとても弱いです。

雪の日に「犬は喜び庭駆け回り〜♪」なんて歌もありますが、我が家では「チワワはコタツで丸くなる〜♪」が正解です。

とは言え、お留守番時に一日中家の暖房を付けて出かける訳にも行かないですよね。
我が家では、1畳ほどの小さなホットカーペットを付けっぱなしにして出かけています。
電気代もさほどかからず、人間も使えるので、チワワと取り合いしていますよw

また、冬のお散歩では、なるべく服を着せてあげましょう。
犬に服を着せるなんて、人間のエゴじゃない！と思われがちですが、寒さ対策は万全にしてあげましょう。

チワワは世界で一番小さい犬種です。

JKC（ジャパンケンネルクラブ：血統書を管理している組織）では、チワワについては、

◆理想体重　1.5〜3kg
ドッグショーに出るには、500g未満・3kg以上は不可

とされています。
少し前までは、理想体重は1〜2kgとされていたのですが、そのため、小さなチワワを作ろうと無理な勾配をする人が立たなかったため、3kgまでに変更されました。

とは言え、500g以下のチワワもたくさんいますし、3kg以上のチワワもたくさんいます。
わたしの知る限りでは、9kg越えのチワワさんも！

チワワはショーに出るために生まれて来たのではありません。
なので、理想体重にこだわる必要はありません。

大切な事は、骨格にあった体重であるかどうかという事です。

チワワは元々身体が小さいため、痩せすぎると、栄養失調に陥りがちです。

また、チワワは足腰が弱い犬なので、肥満には気をつけましょう。
ついついかわいいからと、おやつをあげ過ぎてしまうのは厳禁です。

定期的な体重測定は、チワワの健康維持にも役立ちますよ。